はじめに
ビットコイン投資を始めるうえで最初の関門となるのが「取引所選び」。手数料、アプリの使いやすさ、注文の通りやすさ（流動性）、積立やレンディングなどの投資サービスまで、注目ポイントは多岐にわたります。
本記事では、国内主要6取引所（コインチェック、SBI VCトレード、bitbank、GMOコイン、bitFlyer、ビットトレード）を比較し、自分の投資スタイルに合った取引所を見つけるためのヒントをお届けします。初心者にもわかりやすく、実用性重視で解説します。
概要
ビットコインの購入には「販売所」形式と「取引所」形式があり、それぞれに向き・不向きがあります。販売所は初心者向けで操作が簡単な一方、価格差（スプレッド）が広くなる傾向があり、取引コストが割高です。取引所は売買価格が近くコスト面で有利ですが、注文の仕方や画面操作に慣れが必要です。
ここでは、手数料・注文の通りやすさ・ツールの使い勝手・積立/レンディング/レバレッジの機能性などの観点から、主要6社を比較しました。それぞれの特性を理解することで、自分の目的に合った取引所選びが可能になります。
特徴
以下のポイントを軸に取引所を比較しました。
- 取引手数料とスプレッド：CoincheckはBTC取引手数料が無料で初心者向き。SBI VCトレードとbitbankはマイナス手数料があり、取引頻度の高い中上級者に有利。販売所ではSBI VCトレードがスプレッドの狭さと指値注文対応で秀逸。
- 流動性（板の厚さ）：bitFlyerとbitbankが100万円超の板厚を誇り、大口取引にも対応可能。成行・指値など複数の注文方法が選べる取引所も多く、トレーダー向けツールも充実。
- 投資サービスの充実度：積立投資はCoincheck、SBI VCトレード、GMOコインが毎日/毎月対応。レンディングはGMOが最大年率15％、bitbankやSBI VCトレードも複数プランを用意。レバレッジ取引ではSBI VCやbitFlyerが多機能な注文設定を提供。
- UI/UXとサポート体制：スマホ対応やチャート機能はGMOコインやbitbankが高評価。セキュリティ面ではbitFlyerやSBI VCが金融グループ傘下として安心感があります。
まとめ
ビットコイン取引所選びは、目的とスタイルに合ったサービスを見極めることが重要です。
コスト重視ならCoincheckやbitbank、積立や少額スタートならSBI VCトレード、トレード重視ならbitFlyerやGMOコインが選択肢となります。特に取引頻度が高い方や大口取引を想定する方は「板の厚さ（流動性）」や「注文の自由度」に注目を。
セキュリティやサポート体制、スマホアプリの操作性など、トータルでの利便性も無視できません。これから仮想通貨を始める方は、まず少額からスタートし、経験とともに取引所をアップデートしていくのが理想的です。