Blog

  1. TOP
  2. ブログ
  3. 仮想通貨の金利で資産を増やす方法とは?ビットコイン・暗号資産レンディングや貸し方について解説

仮想通貨の金利で資産を増やす方法とは?ビットコイン・暗号資産レンディングや貸し方について解説

2025.06.12

仮想通貨

仮想通貨の「金利」とは?

仮想通貨の「金利」とはどういうものなのでしょうか。

銀行預金の金利との違い

仮想通貨の金利は、従来の銀行預金の金利とは根本的に性質が異なります。銀行預金は、預けたお金に対して銀行が支払う利息が金利となりますが、現在の日本では普通預金で年0.001%程度と極めて低い水準です。一方、仮想通貨の金利は年率1%から最大20%を超えるケースもあります。

この大きな金利差が生まれる理由は、リスクとリターンの関係にあります。銀行預金は預金保険制度により1,000万円まで保護されているため、元本割れのリスクはほぼありません。しかし、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産は価格変動が激しく、短期間で大幅に値動きすることがあります。高い金利は、このリスクに対する対価として設定されているのです。

また、銀行預金の金利は日本円で支払われますが、仮想通貨の金利は基本的に預けた暗号資産と同じコインで支払われます。例えば、BTCを預けた場合はBTCで金利を受け取れます。これにより、暗号資産の価格が上昇すれば、日本円換算での収益はさらに大きくなる可能性があります。

なぜ仮想通貨で金利が生まれるのか?

仮想通貨で金利が生まれる仕組みは、需要と供給の原理に基づいています。暗号資産を借りたい人や企業がいて、その需要に応えるために貸し手が必要になります。この貸借関係を仲介するのが、取引所やレンディングプラットフォームです。

借り手側のニーズは多岐にわたります。例えば、ショート(空売り)したいトレーダーは、一時的に暗号資産を借りる必要があります。また、取引所自体も流動性を確保するために顧客から資産を借りることがあります。さらに、DeFi(分散型金融)プロトコルでは、スマートコントラクトを通じて自動的に貸借が行われています。

金利の水準は、市場の需給バランスによって決まります。ビットコインのような主要な暗号資産は借り手が多いため、比較的安定した金利が期待できます。一方、時価総額が小さい、いわゆる「マイナーなコイン」は、借り手の需要が少なく金利が低い場合もあれば、価格変動リスクの高さなどを補うために、非常に高い金利が設定されることもあります。また、市場が活発な時期には借り手が増えるため、金利が上昇することもあります。

仮想通貨レンディング(貸仮想通貨)で金利を得る方法

仮想通貨レンディング(貸仮想通貨)で金利を得る方法は、以下の通りです。

仮想通貨レンディングの仕組み

仮想通貨レンディングは、保有している暗号資産を取引所や専門のプラットフォームに貸し出すことで、金利収入を得る方法です。銀行の定期預金と似た仕組みですが、対象が法定通貨ではなくビットコインやイーサリアムなどの暗号資産である点が特徴です。

レンディングの流れは以下の通りです。まず、利用者は取引所に暗号資産を預けます。取引所はその資産を必要としている借り手に貸し出し、借り手から利息を受け取ります。そして、その利息の一部を貸し手である利用者に還元するという仕組みです。貸出期間は14日から365日まで様々で、期間が長いほど高い金利が設定される傾向があります。

最低貸出数量は取引所によって異なりますが、例えばBTCの場合0.01BTC(2025年6月現在の価格で約15万円相当)から始められるサービスもあります。これにより、大口投資家だけでなく、個人投資家も気軽に参加できます。

レンディングのメリット

レンディングの最大のメリットは、保有している暗号資産を活用して不労所得を得られることです。ただ保有しているだけでは価格変動を待つしかありませんが、レンディングを利用すれば、その間も着実に資産を増やせます。

売買のタイミングを計る必要がないのも大きな利点です。仮想通貨の取引で利益を上げるには、チャート分析や市場動向の把握が必要ですが、レンディングなら専門知識がなくても始められます。預けて待つだけで金利が発生するため、忙しい方や初心者にも適しています。

また、複利効果を活用できる点も魅力です。受け取った金利を再びレンディングに回すことで、雪だるま式に資産を増やせます。例えば、年率5%で運用した場合、約14年で資産は2倍になる計算です。長期的な資産形成を考えている方には、特に有効な手段といえるでしょう。

レンディングのデメリット

レンディングにはいくつかのデメリットもあります。まず、貸出期間中は資産を自由に動かせないという制約があります。急な価格上昇で売却したいと思っても、期間満了まで待つ必要があります。逆に価格が下落しても損切りができないため、大きな含み損を抱える可能性もあります。

取引所の破綻リスクも無視できません。預けた資産は取引所が管理するため、万が一取引所が倒産した場合、資産が返ってこないおそれがあります。日本の登録業者は、資金決済法に基づき、顧客から預かった暗号資産を自社の資産とは明確に分けて管理すること(分別管理)が義務付けられています。これにより、取引所が破綻しても顧客の資産は一定程度保全されますが、銀行の預金保険とは異なり、全額返還が法的に保証されているわけではありません。

さらに、途中解約には制限があることが多く、緊急でお金が必要になっても対応できない場合があります。途中解約が可能な場合でも、高額な手数料が発生したり、それまでの金利が没収されたりすることがあります。そのため、レンディングは余裕資金で行うことが大前提となります。

仮想通貨ステーキングで金利を得る方法

仮想通貨ステーキングで金利を得る方法は、以下の通りです。

仮想通貨ステーキングの仕組み

ステーキングは、特定の暗号資産を保有し、ブロックチェーンネットワークの運営に貢献することで報酬を得る方法です。ビットコインのようなPoW(プルーフ・オブ・ワーク)ではなく、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)という仕組みを採用している暗号資産で利用できます。代表的なものにイーサリアム、カルダノ、ポルカドットなどがあります。

ステーキングの仕組みは、保有している暗号資産をネットワークに「賭ける(ステーク)」ことで、取引の検証作業に参加する権利を得るというものです。検証作業に成功すると、新規発行されるコインやトランザクション手数料の一部を報酬として受け取れます。この報酬が実質的な金利となるわけです。

個人でステーキングを行うには技術的な知識が必要ですが、多くの取引所では「ステーキングサービス」を提供しており、利用者は暗号資産を預けるだけで自動的にステーキング報酬を得られます。年率は通貨によって異なりますが、3%から最大15%程度が一般的です。

ステーキングのメリット

ステーキングの大きなメリットは、レンディングと比べて柔軟性が高いことです。多くの場合、ステーキングした資産はいつでも引き出し可能で、急な売却ニーズにも対応できます。ただし、一部の通貨では「アンボンディング期間」と呼ばれる解除までの待機期間が設定されている場合もあります。

また、ステーキングはブロックチェーンネットワークのセキュリティ向上に貢献するという社会的意義もあります。より多くの人がステーキングに参加することで、ネットワークの分散性が高まり、攻撃に対する耐性が強化されます。つまり、報酬を得ながら、暗号資産エコシステムの発展に寄与できるのです。

報酬の予測可能性も魅力の一つです。ステーキング報酬率は比較的安定しており、事前に年間でどれくらいの収益が見込めるか計算しやすくなっています。これにより、長期的な資産運用計画を立てやすいというメリットがあります。

ステーキングのデメリット

ステーキングにもいくつかのデメリットがあります。まず、すべての暗号資産でステーキングができるわけではありません。ビットコインのようなPoW方式の暗号資産ではステーキングはできず、PoS方式を採用している通貨に限定されます。

価格変動リスクはレンディングと同様に存在します。ステーキング報酬で暗号資産の数量は増えても、価格が下落すれば日本円換算での資産価値は減少する可能性があります。特に、高い報酬率につられてマイナーなコインをステーキングした場合、価格の暴落リスクも高くなります。

また、ステーキング報酬率は固定ではなく、ネットワークの状況によって変動します。参加者が増えれば報酬率は下がる傾向にあり、当初期待していた収益を得られない可能性もあります。さらに、一部の通貨では最低ステーキング数量が設定されており、少額では参加できない場合もあります。

イールドファーミング・流動性マイニングで金利を得る方法

イールドファーミング・流動性マイニングで金利を得る方法は、以下の通りです。

イールドファーミング・流動性マイニングの仕組み

イールドファーミングと流動性マイニングは、DeFi(分散型金融)の世界で高い金利を得る方法として注目されています。これらは、分散型取引所(DEX)に暗号資産のペアを預けることで、取引手数料の一部を報酬として受け取る仕組みです。

具体的には、例えばビットコインとイーサリアムのペアを同等の価値で預けます。このペアは「流動性プール」と呼ばれ、他のユーザーが取引する際の資金源となります。取引が行われるたびに手数料が発生し、その一部が流動性提供者に分配されます。さらに、プラットフォーム独自のトークンが追加報酬として配布されることも多く、年率100%を超える高利回りも珍しくありません。

ただし、これらの方法は技術的な理解が必要で、スマートコントラクトの操作やガス代(取引手数料)の管理など、初心者には難しい面があります。

イールドファーミング・流動性マイニングのメリット

最大のメリットは、非常に高い利回りが期待できることです。人気のあるプロトコルでは、年率50%から最大数百%という驚異的な利回りを提供することもあります。これは、従来の金融商品では考えられない水準です。

また、複数の収益源を確保できる点も魅力です。取引手数料の分配に加えて、プラットフォーム独自のガバナンストークンも受け取れます。このトークン自体が値上がりすれば、さらなる利益を得ることが可能です。実際、早期参加者が大きな利益を上げた事例も多く存在します。

DeFiの特性上、中央管理者が存在しないため、誰でも平等に参加できるのも利点です。銀行口座や身分証明書は不要で、暗号資産とウォレットさえあれば、世界中どこからでもアクセスできます。

イールドファーミング・流動性マイニングのデメリット

イールドファーミングや流動性マイニングには、いくつかの重要なデメリットが存在します。

最大のリスクの一つが「インパーマネントロス」です。これは、流動性プールに預けた資産の価格比率が変動することで発生する損失のことです。例えば、BTCとステーブルコインのペアを提供している場合、ビットコインの価格が大幅に上昇すると、プール内の資産構成が自動的に調整され、結果として単純に保有していた場合よりも利益が少なくなることがあります。

スマートコントラクトのバグやハッキングリスクも無視できません。DeFiプロトコルは比較的新しい技術であり、コードに脆弱性が存在する可能性があります。過去には、数億円規模の資産が盗まれた事例も報告されています。

また、ガス代(取引手数料)の高騰も問題です。特にイーサリアムネットワークでは、取引が混雑すると手数料が急騰し、少額の運用では採算が取れなくなることがあります。さらに、新興プロジェクトでは運営者が資金を持ち逃げするリスクも存在します。

仮想通貨で金利を得る際に注意すべき点

仮想通貨で金利収入を得る際には、様々なリスクを理解し、適切な対策を講じる必要があります。以下では、主要な注意点について詳しく解説します。

仮想通貨自体の価格変動リスク

暗号資産の価格変動は、金利収入を得る上で最も大きなリスク要因の一つです。ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨でも、1日で10%以上の価格変動が起こることは珍しくありません。

例えば、年利5%のレンディングサービスにBTCを預けたとしても、ビットコイン自体の価格が20%下落すれば、トータルでは大きな損失となります。このため、金利収入だけでなく、元本の価格変動も含めた総合的な収益を考慮する必要があります。

価格変動リスクを軽減するためには、ステーブルコインの活用が有効です。USDTやUSDCなどのステーブルコインは、米ドルに連動しているため価格が安定しており、純粋に金利収入を狙うことができます。ただし、ステーブルコイン自体にも発行体リスクなどが存在することは理解しておくべきです。

レンディング・ステーキングサービスの破綻・倒産リスク

仮想通貨レンディングやステーキングサービスを提供する取引所やプラットフォームの破綻リスクは、決して無視できません。2022年には、大手レンディングプラットフォームのCelsiusやBlockFiが経営破綻し、多くのユーザーが資産を失いました。

国内の取引所であっても、完全にリスクがないわけではありません。金融庁の認可を受けた取引所は一定の財務基準を満たしていますが、預けた仮想通貨が必ずしも全額保護されるわけではないことを理解しておく必要があります。

保険制度の有無も確認ポイントです。一部の海外取引所では、ハッキングなどによる損失を補償する保険に加入していますが、その補償範囲や上限額は取引所によって大きく異なります。多くの場合、個人投資家の資産全額が補償されることはありません。

セキュリティリスク

仮想通貨の世界では、ハッキングや不正アクセスによる資産の盗難が後を絶ちません。取引所がハッキングされるケースもあれば、個人のアカウントが狙われることもあります。

セキュリティ対策として最も重要なのは、二段階認証(2FA)の設定です。SMS認証よりも、Google AuthenticatorやAuthyなどのアプリベースの認証の方が安全性が高いです。また、レンディングやステーキングに使用するアカウントのパスワードは、他のサービスと使い回さず、複雑で推測されにくいものを設定する必要があります。

フィッシング詐欺にも注意が必要です。偽のメールやウェブサイトから個人情報を盗み取ろうとする手口が横行しています。取引所からのメールは必ず送信元のアドレスを確認し、リンクをクリックする前にURLが正しいかチェックすることが大切です。

法規制の変化

仮想通貨に関する法規制は世界中で急速に整備されており、今後も大きな変更が予想されます。日本でも、レンディングやステーキングに関する規制が変更される可能性があります。

例えば、海外取引所の利用が制限されたり、特定のサービスが禁止されたりする可能性があります。また、税制の変更により、現在よりも高い税率が適用される可能性も考慮しておく必要があります。

規制リスクに対処するためには、常に最新の法規制情報をチェックし、必要に応じて投資戦略を見直すことが重要です。特に海外のサービスを利用する場合は、日本の法律に違反していないか慎重に確認する必要があります。

おすすめの仮想通貨レンディング・貸仮想通貨サービス

国内の主要な仮想通貨取引所では、安全性の高いレンディングサービスを提供しています。ここでは、特におすすめの3つのサービスを詳しく紹介します。

SBI VC トレード

SBI VC トレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所で、安定した経営基盤と高い信頼性が特徴です。同社の貸コイン(レンディング)サービスは、ビットコインやイーサリアムをはじめ、複数の暗号資産に対応しています。

最大の魅力は、比較的高い年率を提供している点です。BTCの場合、貸出期間や市場状況により年率1%から3%程度の利回りが期待できます。また、最低貸出数量が比較的低く設定されているため、少額から始めることが可能です。

申込みは取引所のウェブサイトから簡単に行うことができ、貸出期間は14日、30日、90日から選択できます。期間が長いほど利率が高くなる傾向があるため、資産の運用計画に合わせて選択することが重要です。

GMOコイン

GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。同社の貸暗号資産サービスは、業界内でも高い人気を誇っています。

対応通貨の豊富さが特徴で、ビットコインやイーサリアムはもちろん、リップル(XRP)やライトコイン(LTC)など、多様な暗号資産でレンディングが可能です。年率は最大3%で、1ヶ月コースと3ヶ月コースから選択できます。

GMOコインの強みは、セキュリティ体制の充実です。顧客資産の分別管理を徹底し、コールドウォレットでの保管やマルチシグ対応など、業界最高水準のセキュリティ対策を実施しています。また、申込みから貸出開始までの手続きがスムーズで、初心者でも使いやすいインターフェースが評価されています。

コインチェック

コインチェックは、国内最大級の仮想通貨取引所として知られ、マネックスグループの傘下で安定した運営を行っています。同社の貸暗号資産サービスは、シンプルで分かりやすい仕組みが特徴です。

年率は最大5%と業界トップクラスの水準を提供しており、14日間、30日間、90日間、180日間、365日間の5つのプランから選択できます。長期プランほど高い利率が設定されており、1年間の貸出では5%の年率が適用されます。

コインチェックの特徴は、取り扱い通貨数の多さです。ビットコインやイーサリアムだけでなく、国内取引所では珍しいアルトコインでもレンディングが可能です。また、スマートフォンアプリからも簡単に申込みができ、貸出状況の確認も容易に行えます。ただし、人気が高いため、申込みが殺到して受付を一時停止することもあるので、早めの申込みがおすすめです。

おすすめの仮想通貨ステーキングサービス

ここからは、おすすめの仮想通貨ステーキングサービスについて紹介いたします。

SBI VC トレード

SBI VC トレードのステーキングサービスは、対応通貨の拡充に力を入れています。現在、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、テゾス(XTZ)などの主要なPoS(Proof of Stake)通貨に対応しています。

年率は通貨により異なりますが、概ね3%から7%程度の報酬が期待できます。特筆すべきは、ステーキング中でも売却が可能な「流動性ステーキング」に対応している点です。通常のステーキングでは一定期間資産がロックされますが、SBI VC トレードでは必要に応じていつでも売却できるため、価格変動リスクへの対応が容易です。

申込み手続きも簡単で、保有している対象通貨を選択してステーキングを開始するだけです。報酬は定期的に口座に反映され、複利効果も期待できます。

GMOコイン

GMOコインのステーキングサービスは、手数料体系の透明性が高いことで評価されています。多くの取引所では、ステーキング報酬から手数料を差し引いていますが、GMOコインは手数料率を明確に開示しています。

対応通貨はテゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、カルダノ(ADA)など、人気の高いPoS通貨を網羅しています。年率は市場状況により変動しますが、概ね4%から6%程度の報酬が見込めます。

GMOコインの特徴は、ステーキング報酬の受取頻度が高いことです。多くの通貨で毎日報酬が付与されるため、複利効果を最大限に活用できます。また、最低ステーキング数量が低く設定されているため、少額から始めることが可能です。

BITPOINT

BITPOINTは、日本の大手暗号資産取引所の一つとして、充実したステーキングサービスを提供しています。同取引所では、複数の仮想通貨でステーキングが可能で、特に初心者でも簡単に始められる点が特徴です。

BITPOINTのステーキングサービスでは、最低投資額が比較的低く設定されているため、少額から始めたい投資家にも適しています。例えば、イーサリアムのステーキングでは、0.1ETHから参加可能で、大きな資金を必要としません。

ステーキング報酬の受け取りは自動的に行われ、複雑な手続きは必要ありません。保有している仮想通貨をステーキングに回すだけで、毎月または毎週、報酬が口座に反映されます。この手軽さが、多くの投資家から支持を得ている理由の一つです。

海外取引所で仮想通貨レンディングやステーキングをする際の注意点

海外取引所で仮想通貨レンディングやステーキングをする際の注意点について解説します。

安全でない取引所が存在する

海外取引所の中には安全性に問題がある取引所も少なくありません。過去には、顧客の資産を持ち逃げする詐欺的な取引所や、セキュリティ対策が不十分でハッキング被害に遭った取引所の事例が報告されています。

安全でない取引所の特徴として、運営会社の情報が不透明であることが挙げられます。会社の所在地や代表者の情報が公開されていない、または虚偽の情報が掲載されている場合は、特に注意が必要です。

また、異常に高い利回りを謳う取引所も警戒すべきです。ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨で、年率100%を超えるような非現実的な利回りを提示している場合、ポンジスキームなどの詐欺である可能性が高いです。

取引所の選定時にはその取引所がどの国のライセンスを取得しているか、規制当局による監督を受けているかを調べましょう。

また、セキュリティ対策についても確認が必要です。二段階認証の実装、コールドウォレットでの資産保管、定期的なセキュリティ監査の実施など、基本的なセキュリティ対策が整っているかを確認しましょう。

預金保護がされない場合がある

日本の暗号資産取引所では、顧客資産の分別管理が法的に義務付けられており、万が一取引所が破綻した場合でも、顧客の資産は保護される仕組みがあります。しかし、海外取引所の多くは、このような預金保護制度を持っていません。

特に注意すべきは、取引所が顧客資産を自社の運転資金として使用している場合です。このような取引所では、経営状況が悪化すると顧客の出金要求に応じられなくなる可能性があります。

保険制度の有無も確認ポイントです。一部の海外取引所では、ハッキングなどによる損失を補償する保険に加入していますが、その補償範囲や上限額は取引所によって大きく異なります。多くの場合、個人投資家の資産全額が補償されることはありません。

仮想通貨を担保にして現金借入!
最短即日で始める仮想通貨質屋サービス!