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仮想通貨レンディングとは?ビットコイン・暗号資産を貸して利息で稼ぐ方法や取引所の選び方を解説!

2025.06.17

仮想通貨

仮想通貨レンディングとは?

ここでは、仮想通貨レンディングの基本的な概念と、他の投資方法との違いについて解説します。

保有する仮想通貨を貸し出して利息を得る

仮想通貨レンディングとは、保有する仮想通貨を一定期間、取引所やレンディングプラットフォームを通じて貸し出し、その対価として利息を得るサービスです。これは、従来の金融機関における貸付や定期預金のように、仮想通貨版の「お金を貸して利息を得る」仕組みと言えます。

例えば、あなたが保有するビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を取引所に貸し出すと、取引所はそれを必要としている第三者(主にトレーダーや機関投資家)に貸し出します。借り手は取引のレバレッジを効かせたり、空売りをしたりするために仮想通貨を借り、その利用料を支払います。この一部が貸し手の利息となります。

レンディングサービスを提供する取引所やプラットフォームは、借り手と貸し手の間に立ち、安全に取引が行われるよう仲介役を務めます。貸出期間は取引所によって異なりますが、1日から数ヶ月までさまざまな選択肢があり、柔軟に資産運用ができます。

銀行預金やステーキングとの違い

銀行預金では、円やドルなどの法定通貨を銀行に預け、その見返りとして利息を受け取ります。しかし、日本の銀行預金の金利は現在0.001%程度と非常に低く、ほとんど利息は期待できません。

一方、仮想通貨レンディングでは、一般的に年率1%〜10%以上の利回りが得られることもあり、銀行預金と比較すると高い収益が期待できます。ただし、仮想通貨自体の価格変動リスクや、取引所の信頼性など、銀行預金にはないリスク要因もあります。

ステーキングは、主にPoS(Proof of Stake)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用している仮想通貨において、ネットワークの維持・検証作業に参加することで報酬を得る仕組みです。保有する仮想通貨をネットワークにステーク(預ける)することで、ブロック生成に参加する権利を得て、その見返りとして新しく発行されるコインを報酬として受け取ります。

仮想通貨レンディングとステーキングの主な違いは以下の点です。

  • 仕組み:レンディングは第三者への貸し出しであるのに対し、ステーキングはブロックチェーンネットワークの維持に貢献することです。
  • 対象通貨:ステーキングはPoS方式の仮想通貨のみが対象ですが、レンディングはビットコインのようなPoW(Proof of Work)方式の通貨も含め、より幅広い暗号資産が対象となります。
  • リスク特性:ステーキングはブロックチェーン自体の仕組みに組み込まれているため、取引所のリスクを負わない場合もありますが、レンディングは常に仲介者である取引所やプラットフォームのリスクを伴います。
  • 収益性:一般的に、レンディングの方がステーキングよりも高い利回りを提供する傾向がありますが、市場状況によって変動します。

このように、仮想通貨レンディングは他の投資方法と比較して独自の特性を持っており、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

仮想通貨レンディングで得られる利回りについて

ここでは、仮想通貨レンディングの利回りについて詳しく解説します。

仮想通貨レンディングの平均利回り

仮想通貨レンディングの利回りは、通貨の種類や取引所、市場環境によって変動しますが、一般的な傾向として以下のような範囲に収まることが多いです:

  • ビットコイン(BTC):年率0.5%〜5%
  • イーサリアム(ETH):年率1%〜7%
  • ステーブルコイン(USDT、USDCなど):年率3%〜12%
  • アルトコイン:年率2%〜20%以上

特にステーブルコインは価格変動が少ないにもかかわらず比較的高い利回りが得られることから、安定した収益を求める投資家に人気があります。一方で、時価総額の小さいアルトコインでは非常に高い利回りが提示されることもありますが、コイン自体の価格変動リスクが高いことに注意が必要です。

また、日本国内の取引所と海外の取引所・プラットフォームでは提供される利回りに差があることも多く、一般的に海外のプラットフォームの方が高い利回りを提示する傾向がありますが、その分リスクも高まる可能性があります。

利回りの計算方法

仮想通貨レンディングの利回りは、通常「年率」で表示されます。これは1年間にどれだけの利息が得られるかを示す指標です。

基本的な計算式は以下の通りです。

  • 獲得利息 = 貸出数量 × 年利率 × (貸出期間 ÷ 365日)

例えば、1BTCを年利率3%で30日間貸し出した場合

  • 獲得利息 = 1BTC × 0.03 × (30 ÷ 365) = 0.00246BTC

となります。

ただし、取引所によっては複利計算を採用しているところもあります。複利の場合、得られた利息も自動的に再投資されるため、単利計算よりも最終的な収益は大きくなります。

また、多くの取引所では利息の支払いが日次で行われるため、日々の収益を確認できます。利回りの計算方法や支払いタイミングは取引所ごとに異なるため、サービスを利用する前に必ず確認しましょう。

高利回り仮想通貨と低利回り仮想通貨の特徴

仮想通貨のレンディング利回りには大きな差があります。一般的に以下のような特徴があります。

高利回り仮想通貨の特徴

  • 市場での流動性が低い:取引量が少ない仮想通貨は、借り手が少ないため高い利率を提示して需要を喚起する必要があります。
  • 価格変動性が高い:価格変動が激しい通貨は、空売りやレバレッジ取引の需要が高いため、借り手が多く利回りが上昇する傾向があります。
  • 新興コイン:新しく市場に登場したコインは認知度を高めるために高い利回りを提供することがあります。
  • 特殊な用途を持つトークン:DeFi(分散型金融)エコシステム内で特殊な役割を持つトークンは、その需要に応じて高い利回りが付くことがあります。

低利回り仮想通貨の特徴

  • 市場での流動性が高い:ビットコインやイーサリアムなど、取引量が多く誰でも簡単に入手できる通貨は、借り手側の競争が少ないため利回りが低くなりがちです。
  • 価格安定性が高い:ステーブルコインなどの価格変動が少ない通貨は、リスクが低い分、利回りも比較的低めに設定されることがあります(ただし、他の金融商品と比較すると依然として高い利回りが得られることが多い)。
  • 認知度・信頼性が高い:市場で広く認知され、信頼性の高い通貨は、安全性が高いと見なされるため、低い利回りでも需要があります。

レンディングをする際は自分のリスク許容度に合わせて、高利回りの銘柄にするか、安定性を重視するかを選択する必要があります。一般的には、ポートフォリオの一部を安定した低利回り通貨に、一部を高リスク・高リターンの高利回り通貨に配分するという分散投資が多いです。

仮想通貨レンディングのメリット

仮想通貨レンディングのメリットは、以下の通りです。

仮想通貨を貸し出すだけで利息が得られる

仮想通貨レンディングの最大のメリットは、保有している仮想通貨を貸し出すだけで利息収入を得られる点です。通常、仮想通貨は価格変動による売買差益を狙う投資対象ですが、レンディングでは価格変動に関わらず、一定の利息を得られます。

例えば、ビットコインやイーサリアムなどの主要コインでは、取引所によって異なりますが、年率1%〜10%程度の利息が設定されています。この利率は法定通貨の銀行預金と比較すると非常に魅力的な数字と言えるでしょう。

貸出期間中も仮想通貨の所有権は変わらないため、期間終了後には元本と利息を合わせて返還されます。利息は貸し出した仮想通貨と同じ通貨で支払われるのが一般的です。

専門知識がなくてもできる

仮想通貨トレードでは、チャート分析やテクニカル指標の理解など専門的な知識が必要になりますが、レンディングは比較的シンプルです。

取引所の口座開設後、保有している仮想通貨をレンディングサービスに預けるだけで開始できます。複雑な取引戦略を立てる必要がなく、初心者でも手軽に始められるのが大きな魅力です。

短期的な価格変動に左右されにくい

仮想通貨市場は価格変動が激しいことで知られていますが、レンディングでは貸出期間中の価格変動に関わらず、あらかじめ定められた利率で利息が付与されます。

例えば、ビットコインの価格が貸出期間中に下落したとしても、約束された利息は変わりなく受け取れます。もちろん元本自体の価値は市場価格に連動しますが、少なくとも利息収入という形で安定した運用ができる点は大きなメリットです。

長期的で仮想通貨を保有している投資家にとって、短期的な変動を気にせず、資産を増やす方法と言えるでしょう。

仮想通貨レンディングのデメリット

メリットがある一方で、仮想通貨レンディングにはいくつかのリスクやデメリットも存在します。

取引所やプラットフォームの倒産・破綻リスク

仮想通貨レンディングを利用する際の最大のリスクの一つが、サービス提供元の取引所やプラットフォームの倒産・破綻リスクです。

過去には大手取引所が破綻し、ユーザーの資産が凍結されるケースもありました。日本国内の取引所は金融庁の登録が必要となり、一定の安全性は担保されていますが、絶対的な安全性は保証されていません。

特に海外の取引所やプラットフォームを利用する場合は、日本の法律による保護が及ばないことがあるため、より慎重な選択が求められます。サービス提供元の財務状況や運営実績、ユーザー評価などを確認することが重要です。

ハッキングやシステムトラブルによる資産を失うリスク

仮想通貨取引所はハッカーの標的になりやすく、過去に大規模な流出事件が発生しています。レンディングサービスを利用する際も、この点は重大なリスクとなります。

多くの取引所ではセキュリティ対策を強化していますが、完全にリスクを排除することは難しいのが現状です。ハッキングやシステムトラブルが発生した場合、貸し出している資産が失われる可能性があります。

このリスクを軽減するためには、セキュリティ対策が充実している取引所を選ぶことや、分散投資によりリスクを分散させることが有効です。また、補償制度がある取引所を選ぶことも一つの対策となるでしょう。

貸し出し期間中は一定期間資産を出せない

レンディングサービスでは、貸出期間が設定されており、その期間中は原則として資産を引き出すことができません。期間は取引所やサービスによって異なりますが、7日間、30日間、90日間などの選択肢が一般的です。

この拘束期間中に、貸し出した仮想通貨の価格が急騰して利益確定の売り時が来たり、逆に急落して損切りしたくなったりした場合でも、原則として売却することはできません。また、急に現金が必要になった場合も引き出せないため、レンディングには必ず余剰資金を使いましょう。一部の取引所では中途解約が可能な場合もありますが、その場合は利息がカットされたり、手数料が発生したりすることがあります。

仮想通貨レンディングの始め方

仮想通貨レンディングを始めるための基本的な手順を解説します。

信頼できる仮想通貨取引所の口座を開設する

まずは、レンディングサービスを提供している信頼できる仮想通貨取引所の口座を開設することです。国内の主要取引所としては、コインチェック、GMOコイン、bitbankなどがレンディングサービスを提供しています。

レンディングしたい仮想通貨を購入・入金する

口座開設が完了したら、次はレンディングに使用する仮想通貨を購入または入金します。主要な取引所ではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの人気コインがレンディング対象となっていることが多いです。

レンディングサービスに申し込み、貸し出しを開始する

仮想通貨の準備ができたら、いよいよレンディングサービスに申し込みます。取引所のレンディングページにアクセスし、以下の手順で設定を行います。

  • 貸し出す仮想通貨の種類を選択
  • 貸出数量を入力(最低貸出数量が設定されている場合があります)
  • 貸出期間を選択(7日、30日、90日など)
  • 利用規約を確認し同意
  • 申込を確定

申込後、すぐにレンディングが開始されるケースが多いですが、取引所によっては定期的な締め切り時間が設けられている場合もあります。また、人気のサービスでは上限に達して一時的に新規申込が停止されることもあるので、タイミングを見計らうことも重要です。

貸出開始後は、管理画面から運用状況や獲得予定の利息を確認できます。多くの取引所では、貸出期間終了後に自動更新するオプションも用意されているので、継続的な運用を希望する場合は設定しておくと便利です。

仮想通貨レンディングが利用できる主な取引所

日本国内で仮想通貨レンディングサービスを提供している主な取引所について紹介します。

コインチェック

コインチェックは国内最大級の取引所の一つで、「Coincheck貸暗号資産サービス」を提供しています。

コインチェックのレンディングサービスは、使いやすいインターフェースと比較的低い最低貸出数量が特徴で、初心者にも利用しやすいサービスとなっています。また、申込から貸出開始までの手続きもシンプルで、ウェブサイトやスマホアプリから簡単に操作できます。

ただし、貸出可能な数量には上限があり、人気の時期には満額に達して新規申込ができないこともあるため、タイミングが重要になってきます。

GMOコイン

GMOインターネットグループが運営するGMOコインでは、「貸仮想通貨」サービスを提供しています。

GMOコインの特徴は、複数の貸出期間から選べる点と、長期間の貸出ほど高い年率が適用される点です。長期的な保有を考えている投資家には魅力的な選択肢となるでしょう。

また、GMOインターネットグループという大手企業が運営している安心感も大きなメリットです。セキュリティ対策も充実しており、コールドウォレットでの資産管理や、二段階認証による不正アクセス防止策が講じられています。

仮想通貨レンディングサービスの選び方

仮想通貨レンディングサービスの選び方は、以下の通りです。

サービス提供元のセキュリティ対策は万全か

レンディングサービスを利用する際、最も重視すべきはセキュリティです。提供元の安全対策が万全かどうかを確認することが重要です。

国内の取引所を選ぶ場合は、金融庁に登録されている正規の暗号資産交換業者であるかを確認しましょう。また、以下のセキュリティ対策が導入されているかもチェックポイントです。

  • コールドウォレットでの資産管理
  • 二段階認証の実装
  • 定期的なセキュリティ監査の実施

例えば、大手取引所の多くは顧客の資産の大部分をオフラインのコールドウォレットで保管し、ハッキングリスクを最小化しています。

取り扱い銘柄の種類は豊富か

レンディングサービスで取り扱っている仮想通貨の種類も重要な選択基準です。多くの取引所ではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャーコインを対象としていますが、取引所によって対応している通貨は異なります。

自分が保有している、または投資したい仮想通貨がレンディング対象になっているかを事前に確認しましょう。また、各銘柄の年率も比較検討すると良いでしょう。一般的に、メジャーコインよりもマイナーコインの方が高い年率が設定されていることが多いですが、その分リスクも高くなる傾向があります。

また、複数の仮想通貨を取り扱っている取引所を選ぶと、リスク管理がしやすくなります。

最低貸出期間はどのくらいか

レンディングサービスでは、一定期間資産を貸し出すことになります。この貸出期間は取引所によって異なり、7日、14日、30日、90日など様々な選択肢があります。

最低貸出期間が短いサービスを選べば、資金の流動性を確保しやすくなります。市場の変動に応じて柔軟に対応したい場合は、短期間で設定可能なサービスを選ぶと良いでしょう。一方、長期保有を考えている場合は、長い貸出期間を選択できるサービスの方が、一般的に高い年率を得られる可能性があります。

最低貸出数量はどのくらいか

最低貸出数量は、レンディングを始める際の重要な要素です。取引所によって設定が大きく異なるため、自分の投資予算に合ったサービスを選ぶことが大切です。

例えば、ビットコインの場合、0.001BTCから貸出可能な取引所もあれば、0.1BTC以上という条件を設けている取引所もあります。初心者や少額から始めたい投資家は、最低貸出数量の少ないサービスを選ぶと良いでしょう。

ただし、少額の場合は得られる利息も少なくなるため、手数料などのコストとのバランスを考慮する必要があります。例えば、出金時に固定手数料がかかる場合、少額のレンディングでは手数料が利息を上回ってしまう可能性もあります。

ハッキング等による補償制度はあるか

ハッキングや運営会社の破綻時の補償制度があるかどうかも重要です。

一部の取引所では、ハッキングなどによる資産流出時の補償制度を設けています。また、日本国内の登録取引所では、分別管理が義務付けられており、顧客の資産と会社の資産を明確に区分して管理することが求められています。

補償制度の有無や内容を事前に確認し、万が一の場合のリスク軽減策を講じておくことをおすすめします。ただし、補償には限度額があることが多いため、その点も考慮する必要があります。

仮想通貨レンディングで得た利息にかかる税金

仮想通貨レンディングで得た利息には税金がかかります。

レンディングで得た利息は雑所得

日本の税制では、仮想通貨レンディングで得た利息は「雑所得」として扱われます。これは、仮想通貨の売買益が「雑所得」として課税されるのと同様です。

雑所得は、給与所得や事業所得などの他の所得と合算して総合課税の対象となります。つまり、所得税(15%〜45%の累進課税)と住民税(一律10%)が課されることになります。

例えば、会社員の方がレンディングで利益を得た場合、給与所得と雑所得を合算した金額に応じた税率で課税されます。

確定申告が必要なケース

仮想通貨レンディングで得た利息について、確定申告が必要なケースは以下の通りです:

  • 給与所得がある場合で、雑所得の合計額が20万円を超える場合
  • 給与を1カ所から受け取っており、給与以外の所得の合計額が20万円以下でも、確定申告が必要な場合がある
  • 給与所得がなく、雑所得のみの場合は、所得が基礎控除額(48万円)を超える場合

特に注意が必要なのは、仮想通貨の売買益と貸出利息を合算して計算する点です。例えば、売買益が15万円、レンディング利息が10万円ある場合、雑所得の合計は25万円となり、給与所得者であっても確定申告が必要になります。

なお、確定申告は毎年2月16日から3月15日までの期間に行う必要があります。申告漏れがあると、追徴課税やペナルティが課される可能性があるため注意しましょう。

損益通算・繰越控除はできる?

仮想通貨レンディングで生じた損失と他の所得との損益通算については、基本的に制限があります。

雑所得で生じた損失は、他の所得区分(給与所得や不動産所得など)との損益通算はできません。ただし、雑所得内での損益通算は可能です。つまり、仮想通貨の売買で損失が出た場合、レンディングで得た利息と相殺できます。

また、雑所得で生じた損失の繰越控除(翌年以降に損失を繰り越すこと)は認められていません。そのため、仮想通貨取引やレンディングで大きな損失が出た場合でも、翌年以降の所得から差し引くことはできないため注意が必要です。

仮想通貨レンディングでよくある質問

仮想通貨レンディングでよくある質問について回答いたします。

貸し出した仮想通貨が盗まれたらどうなる?

貸し出した仮想通貨が取引所のハッキングなどによって盗まれてしまった場合の対応は、各取引所のポリシーによって異なります。

一般的には、以下のような対応がとられることが多いです。

  • 取引所が独自の補償制度を設けている場合は、その範囲内で補償される
  • サイバー保険に加入している取引所では、保険によってカバーされる場合がある
  • 補償制度がない場合は、取引所の自主的な対応や資産状況によって返還の可能性が決まる

日本の登録取引所では、顧客資産の分別管理が義務付けられているため、比較的安全性は高いと言えますが、海外の取引所を利用する場合はさらに注意が必要です。

複数の仮想通貨を同時に貸し出すことはできる?

多くの取引所では複数の仮想通貨を同時に貸し出すことが可能です。例えば、ビットコインとイーサリアムを同時にレンディングに出せます。

むしろ、複数の通貨に分散させることでリスクを軽減できるため、投資戦略として有効です。各通貨の年率や貸出条件は異なりますので、それぞれの特性を理解した上で分散投資を検討するとよいでしょう。

ただし、取引所によっては対象通貨や貸出上限額が異なるため、利用する取引所の条件を確認しておくことが必要です。

少額からでもレンディングは可能?

取引所によって最低貸出数量は異なりますが、多くの取引所では少額からのレンディングが可能です。

例えば、一部の取引所ではビットコインの場合0.001BTC(数千円相当)から貸出可能なサービスもあります。初心者や少額投資から始めたい方にとっては、こうした低い最低貸出数量を設定している取引所を選ぶと良いでしょう。

ただし、少額の場合は得られる利息も少なくなるため、手数料などのコストとのバランスを考慮する必要があります。例えば、出金時に手数料がかかる場合、少額のレンディングでは手数料が利息を上回ってしまう可能性もあります。

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