はじめに
仮想通貨を「保有するだけ」ではもったいない——そんな投資家に注目されているのが「仮想通貨レンディング」です。これは、取引所に保有資産を一定期間貸し出すことで利息収入を得るサービス。
売買のような相場予測が不要なため、比較的低リスクで運用できる手段として人気が高まっています。
本記事では、CoinPost編集部の視点から国内主要取引所6社のレンディングサービスを比較し、仕組みや金利、リスク、税金なども詳しく解説します。長期保有中のコインを有効活用したい方は必見です。
概要
仮想通貨レンディングは、ビットコインやアルトコインを取引所に貸し出すことで利息を得られる仕組みです。
例えば、0.1BTCを84日間年率3%で貸すと、約0.0007BTCの利息が得られる計算です。SBI VCトレードやコインチェック、ビットバンクなど国内の複数取引所がサービスを提供しており、銘柄数や貸出期間、金利、解約可否などに大きな差があります。
一部の取引所では、年率20%超の短期高利回り案件も存在しますが、元本保証がないなどのリスクもあるため、選定時の比較検討が重要です。
特徴
- 運用手段の多様化:売却以外の選択肢として、金利収入で資産を増やすことが可能
- 対応銘柄が広い:BTC・ETH・SOL・SHIBなど主要通貨に加え、ステーブルコインも対象
- 金利にバラつき:たとえばコインチェックは最大5%、SBI VCトレードでは過去に20%実績も
- 中途解約の可否に注意:GMOコインは柔軟対応、bitbankは手数料付きで可能
- リスク管理が鍵:元本保証がないため、信頼性やサポート体制の整った取引所選びが重要
まとめ
仮想通貨レンディングは、売買とは異なる“金利収入”を狙える魅力的な運用方法です。長期保有中の通貨を有効活用できる一方で、途中解約不可や元本保証なしなどのリスクも伴います。
国内主要6社では、銘柄数や金利、対応の柔軟性などに差があるため、自分の投資スタイルやリスク許容度に応じたサービス選びが重要です。
まずは口座を開設し、信頼できる取引所の最新情報をチェックすることから始めてみましょう。堅実な資産運用の一歩となるはずです。