「フィンターテックってどんな会社なのだろう」と気になっている方は多いでしょう。
名前は聞いたことがあっても、何を提供している会社なのかピンとこないかもしれません。フィンターテックは、保有資産を活用して資金を調達したり、新しい形で資産運用を行ったりできるサービスを展開する金融系の会社です。大和証券グループが出資している点でも注目を集めています。
この記事では、フィンターテックについて次のことを解説します。
- フィンターテックとはどんな会社か、大和証券との関係
- フィンターテックが提供する4つのサービスの内容と金利
- 利用者によるリアルな評判・口コミ
- 比較して検討したいサービスCryptoPawnとの違い
- フィンターテックに関するよくある質問
これからフィンターテックの利用を検討している方も、サービス内容を整理して知りたい方も、この記事を読めば必要な知識を一通り押さえられます。
フィンターテックとは?
フィンターテックとは、デジタル技術を活用した金融サービスを開発・提供するフィンテック企業です。正式名称はフィンターテック株式会社(Fintertech Co., Ltd.)で、大和証券グループが出資して2018年に設立しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | フィンターテック株式会社(Fintertech Co., Ltd.) |
| 設立 | 2018年 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 出資元 | 大和証券グループ本社 |
| 主なサービス | デジタルアセット担保ローン・貸暗号資産・Funvest(貸付型CF)・不動産投資ローン |
社名は Finance・Internet・Technology を組み合わせた造語で、従来の金融サービスにデジタル技術を掛け合わせ、これまでにない資金調達や資産活用の手段を提供しています。
主力サービスのひとつが、保有する暗号資産を担保にして円建ての資金を借りられる仕組みです。デジタル資産を手放さずに資金を確保できる点が支持されています。フィンターテックのサービスを利用するには暗号資産の保有が前提となるため、まだ持っていない方は仮想通貨の買い方を確認しておきましょう。
フィンターテックと大和証券の関係
フィンターテックを語るうえで欠かせないのが、大和証券グループとの関係です。フィンターテックは大和証券グループ本社が出資して設立された会社であり、大和証券グループの一員として事業を展開しています。
フィンターテックは大和証券グループのデジタル金融戦略を担う存在として位置づけられています。グループの持つ金融ノウハウと、フィンテック企業ならではの技術力を組み合わせ、デジタル通貨を活用した新しい金融サービスを生み出しているのです。
ただし、グループ企業だからといって元本が保証されるわけではありません。各サービスにはそれぞれリスクがあるため、内容を理解したうえで利用することが大切です。
フィンターテックの4つのサービス
フィンターテックは大きく分けて4つのサービスを提供しています。それぞれの内容と特徴を順に解説します。
| サービス名 | 内容 | 主な対象者 |
|---|---|---|
| デジタルアセット担保ローン | 暗号資産を担保に円資金を借りる | 暗号資産の保有者 |
| 貸暗号資産サービス | 保有する暗号資産を貸し出して報酬を得る | 長期保有を考える人 |
| 貸付型クラウドファンディング(Funvest) | 少額から事業者へ投資する | 資産運用を始めたい人 |
| 不動産投資ローン | 不動産投資向けの融資 | 不動産投資家 |
デジタルアセット担保ローン
デジタルアセット担保ローンは、フィンターテックを代表するサービスです。保有しているビットコインやイーサリアムなどのデジタル資産を担保に差し入れ、円建ての資金を借りられます。
- 暗号資産を売却せずに資金を確保できる
- 値上がりを期待している資産を手放さなくてよい
- 借りた資金の使い道は事業・生活など基本的に自由
- 担保資産の価格下落時は追加担保が求められる場合がある
金利や手数料、担保にできる銘柄は公式サイトで確認してください。仮想通貨を活用した資金調達の方法は多様化しており、フィンターテックはその代表的な選択肢のひとつです。
貸暗号資産サービス
貸暗号資産サービスは、保有する暗号資産をフィンターテックに貸し出すことで、貸借料(レンディング報酬)を受け取れるサービスです。銀行預金の利息に近いイメージで、保有しているだけの資産を運用に回せます。
- 長期保有を予定している暗号資産を活用できる
- 売却せずに追加収益を狙える
- 値上がり益とレンディング報酬の両方を期待できる
ただし、貸し出し期間中は資産を自由に動かせません。価格が急変したときにすぐ売却できないリスクがあるため、利用前に仮想通貨レンディングの金利一覧で他社サービスと比較しておくと条件を判断しやすくなります。
例えば海外ではNexoでのレンディングが有名です。
貸付型クラウドファンディング
フィンターテックは、貸付型クラウドファンディングのプラットフォーム「Funvest(ファンベスト)」を運営しています。投資家から集めた資金を事業者へ貸し付け、その利息を分配する仕組みで、少額から資産運用に取り組めます。
- 少額から投資を始められ、初心者でも取り組みやすい
- 株式投資のような日々の値動きがなく、安定した利回りを目安に運用できる
- 大和証券グループが関わる運営体制で安心感がある
- ビットコイン積立との組み合わせで分散投資も可能
ただし、投資である以上、元本割れのリスクはゼロではありません。貸付先の事業者が返済できなくなる可能性もあるため、各ファンドの内容やリスクをよく確認したうえで投資判断を行ってください。
不動産投資ローン
フィンターテックの不動産投資ローンは、投資用物件の購入や運用に必要な資金を融資するサービスです。デジタル技術を活かした審査やスピード感が特徴で、自己資金だけでは届かない物件への投資も視野に入れられます。
- 投資用物件の購入・運用資金に利用できる
- デジタル技術を活かした迅速な審査が特徴
- 金利の差が総返済額に大きく影響するため、複数サービスとの比較が重要
無理のない返済計画を立てたうえで利用しましょう。法人で不動産投資に取り組む場合は仮想通貨の法人口座の開設もあわせて検討するとよいでしょう。
フィンターテックの評判
ここからは、フィンターテックのリアルな評判を見ていきます。フィンターテックの評判には良い声もあれば気になる声もあります。両面を知ったうえで利用を判断することが大切です。
なお、ここで紹介するのは一般的に挙げられやすい傾向としての評判です。実際の体験には個人差があるため、最終的にはご自身で公式情報を確認してください。
良い評判・口コミ
フィンターテックの良い評判としては、まず運営の安心感を挙げる声が目立ちます。大和証券グループが出資している会社であることから、信頼して利用しやすいという意見です。
サービスの利便性に関する評価も見られます。特にデジタルアセット担保ローンについては、暗号資産を売らずに資金を調達できる点を評価する声があります。特に仮想通貨をガチホしている方にとっては、売却せずに資金を確保できる点が大きな魅力です。
- 大和証券グループの出資による安心感がある
- デジタル資産を売らずに資金を確保できる
- Funvestは少額から投資を始められる
- デジタル技術を活かしたスピーディーな手続き
大和証券グループのバックボーンと、デジタル資産ならではの柔軟な資金活用という2点がフィンターテックの評価の中心です。新しい金融サービスに慎重な方にとっても、グループの信頼性は利用を後押しする材料になるでしょう。
悪い評判・口コミ
一方で、フィンターテックには気になる評判もあります。多く挙がるのが、金利やコストに関する声です。サービスによっては金利や手数料が割高に感じられるという意見が見られます。
また、暗号資産を担保とするサービスでは、価格変動のリスクを不安視する声もあります。担保にした資産の価格が下落すると、追加で担保を求められる場合があるためです。
仕組みを理解しないまま利用すると、想定外の対応を迫られることがあります。利用前に仮想通貨の確定申告に関わる基礎知識も押さえておくと、コスト全体の把握がしやすくなります。
- サービスによっては金利や手数料が高く感じる
- 担保資産の価格変動リスクがある
- サービス内容がやや専門的で分かりにくい
これらの悪い評判は、フィンターテックのサービスが新しい金融分野を扱っているからこそ生じる面もあります。リスクや仕組みを事前に理解しておけば、トラブルを避けやすくなるでしょう。
フィンターテックと比較して検討したいサービス
フィンターテックのデジタルアセット担保ローンに興味を持った方には、比較対象として検討したいサービスがあります。それが、個人投資家向けのCryptoPawn(クリプトポーン)です。
ここでは、CryptoPawnの概要と、フィンターテックのデジタルアセット担保ローンとの違いを整理します。自分に合うサービスを選ぶための参考にしてください。
CryptoPawnとは?
CryptoPawnは、暗号資産を担保にして資金を借りられる、個人投資家向けのサービスです。ビットコインなどのデジタル資産を担保に差し入れることで、保有資産を売却せずに資金を調達できます。
CryptoPawnの特徴は、個人投資家でも利用しやすい設計になっている点です。暗号資産を手放したくないけれど資金が必要、という個人のニーズに応えるサービスとして提供されています。
暗号資産を担保にしたローンを検討するなら、複数のサービスを比べて選ぶことが大切です。CryptoPawnは、その選択肢のひとつとしてチェックしておく価値があります。担保として暗号資産を管理するための仮想通貨ウォレットの種類や使い方を事前に理解しておくと、手続きがスムーズに進みます。
デジタルアセット担保ローンとの違い
フィンターテックのデジタルアセット担保ローンとCryptoPawnは、どちらも暗号資産を担保に資金を借りられる点では共通しています。一方で、想定する利用者層やサービスの設計には違いがあります。
| 比較項目 | フィンターテック | CryptoPawn |
|---|---|---|
| 運営の特徴 | 大和証券グループが出資 | 個人投資家向けに特化 |
| 主な対象 | 幅広い層 | 個人投資家 |
| サービスの幅 | ローン以外にも複数展開 | 暗号資産担保ローンに注力 |
フィンターテックは大和証券グループの一員として、複数の金融サービスを総合的に展開しています。一方のCryptoPawnは、個人投資家が暗号資産を担保に資金を借りるという用途に焦点を当てているのが違いです。
どちらのサービスも、ビットコインを現金化せずに日本円を確保したい方に向けた仕組みです。どちらが優れているという話ではなく、自分の目的や立場に合うほうを選ぶことが重要です。金利や担保条件は変わることがあるため、利用前に各サービスの最新情報を確認しましょう。
CryptoPawnがおすすめな人の特徴
CryptoPawnは、次のような方に向いています。自分が当てはまるかどうかを確認してみてください。
- 個人として暗号資産を担保に資金を借りたい人
- 保有している暗号資産を売却したくない人
- 暗号資産担保ローンに特化したサービスを比較したい人
- シンプルに資金調達の用途で利用したい人
これらに当てはまる方は、CryptoPawnを選択肢に加えて検討するとよいでしょう。フィンターテックと比べながら、自分にとって使いやすいサービスを選ぶのがおすすめです。サービスを利用する際は担保として暗号資産を送付する手順が発生するため、ビットコインの送金方法を事前に把握しておくとスムーズです。
まとめ
ここまで、フィンターテック株式会社のサービス内容や金利、評判について解説してきました。最後に、記事の要点を振り返ります。
- フィンターテックは大和証券グループが出資するフィンテック企業
- デジタルアセット担保ローン・貸暗号資産・Funvest・不動産投資ローンの4サービスを展開
- 良い評判は「安心感」と「資産を売らずに資金調達できる利便性」
- 悪い評判は「金利・手数料の高さ」や「価格変動リスク」
- 個人向けには比較対象としてCryptoPawnも検討の価値がある
フィンターテックは、保有資産を活かした新しい資金活用を実現するサービスを提供しています。大和証券グループのバックボーンもあり、安心感を重視する方に向いた選択肢といえるでしょう。
一方で、暗号資産を担保に資金を借りる用途であれば、個人投資家向けのCryptoPawnも比較して選ぶのがおすすめです。まずは各サービスの内容を確認し、自分の目的に合うものを選んでみてください。
フィンターテックに関するよくある質問
フィンテック企業とはどんな会社ですか?
フィンテック企業とは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた「FinTech(フィンテック)」を事業の核とする会社です。銀行や証券会社などの従来の金融サービスにデジタル技術を掛け合わせることで、送金・決済・融資・資産運用などをより手軽に利用できる新しい仕組みを提供しています。
Funvestの評判は良いですか?
Funvestは、フィンターテックが運営する貸付型クラウドファンディングのプラットフォームです。少額から投資を始められる点や、大和証券グループが関わる運営体制が評価される傾向があります。一方で、投資である以上は元本割れのリスクがあるため、各ファンドの内容をよく確認することが大切です。PBRレンディングなど他のレンディングサービスとも条件を比べながら、自分に合った運用先を選んでみてください。
フィンターテックは今後どうなりますか?
今後の見通しを断定することはできませんが、フィンターテックは大和証券グループのデジタル金融戦略を担う存在として位置づけられています。デジタル技術を活かした金融サービスへの需要が高まるなかで、サービスの拡充が期待される会社といえるでしょう。また、仮想通貨の分離課税がいつから始まるかという税制改正の動向も、暗号資産関連サービスへの需要に影響を与える可能性があります。最新の動向は公式サイトで確認してください。
Fintertech株式会社の従業員数はどれくらいですか?
Fintertech株式会社の従業員数は、公式に公表されている情報を確認するのが確実です。設立は2018年で、大和証券グループの一員として事業を展開しています。正確な従業員数や会社概要は、公式サイトの会社情報ページでご確認ください。なお、フィンターテックのサービスを利用する際は仮想通貨の損益通算の仕組みを把握しておくと、確定申告の際に役立ちます。



